2011.05.29 Sunday
文春挿絵まとめ 3月分
『週刊文春』にて、中村うさぎさんの連載「さすらいの女王」の挿絵を担当しております。少し前のものになりますが、まとめてご紹介させて頂きます。(3月分)
こちらは、東日本大震災の翌週に発売された号でした。もちろんコラムの内容も震災の事について。僕は、どんな挿絵を描いていいのか分からず、あるいは描く気力もなく、編集部からのお叱りを受けてもいいから、ただただ真っ黒に塗ったものを提出しようと思いました。しかし、実際に塗ってみると、何だか夜空のようにも思えてきて、それを誰かが見上げているのだとしたら、星は必要だと思ったのです。 震災後の自粛ムードの中、テレビのコメンテーターなどが、バッシングを恐れて黒い服ばかり着ていてる事について、うさぎさんがもの申す内容でした。挿絵は黒い洋服たち。 黒い洋服と言えば喪服ですね。高校生の頃、親戚のお葬式に出ることになったのですが、僕の通っていた学校には制服がなかった為、中学時代の学生服着て行ったのがすごい恥ずかしかったです。違う意味でピチピチの若者は嫌だよ。 こちらの号では、うさぎさんが都知事選について触れていて、無所属ばかりだというお話が出て参りましたので、このような挿絵にしてみました。 毎回、都知事選ではユニークなキャラクターの方が現れるものですが、今回は、スマイル党の「マック赤坂」さんの政権放送が一部の好事家達にインパクトを残しましたね。ちなみに僕が街で見かけた時には、全然笑ってませんでした。 モテモテ恋愛コースってなんだよ! ----------- 昨日、腕を上げただけで脇腹がつりました。今月は忙しくて運動不足だったからでしょう。気付かないうちに僕の肉体は、ちょっとした動作で各所がつってしまう、憧れのスーパーボデーになっていたのです。タクシーを止めたり、電車のつり革を掴む際など、今後は刺激的な毎日になるでしょうね。 もちろんその栄誉が、僕の力だけでない事は分かっております。このボデーを、タイトな締め切りを与えてくださり、影から支えてくださった編集者様、クライアント様に捧げたいと思います。センキュー。 |