2010.11.06 Saturday
かぜファンタジー
『週刊文春』にて連載中のエッセイ、中村うさぎ「さすらいの女王」の挿絵の紹介が続きます。
10月28日号 この号では引き続き、自分なりの「正義」を貫く事と、「独善」について考える内容でした。...というわけで、挿絵は「JUSTICE」の「E」だけが独善的な様子を描いてみました。 昔は何でも素直に「イー」と言っていた彼ですが、体の中心部に自分にだけ、謎の横棒がある事に気付いてから、少し気難しくなってしまったのです。「なんだこの突起は」つって。オスなのかな。 ちなみに正義と言えば「正義の味方」ですが、ワキサカも『特撮ヒーロー』になった事がある、というお話を以前ブログに書きました。あなたの人生の2、3分ほどが無駄な時間となりますが、よければご覧くださいね。→2008年10月3日の日記 11月4日号 ツイッター上で『押尾学と自称する人物』が表れたので、うさぎさんがそれをニセモノ?本物?と面白がっていたら、誰かに「不謹慎だな、このブス」とコメントされたそうです。お怒りのご様子でした。 挿絵は押尾さんのつぶやき、という事で「来たらすぐいる?」をイメージ。でも、これもご遺族の方にとっては不謹慎ではありますよね...。反省。 -------- さて、忙しさが落ち着いて参りましたので、久しぶりにお酒を飲んだりしようと思っていた矢先、風邪気味になってしまいました。気が緩んだのでしょうね。 昨晩も、飲む予定でしたのに、直前に鼻水が垂れ流しになりました。温泉でしたら、かけ流しは喜ばれますが、鼻水の場合はあまり喜ばれないと聞きます。仕方がないので、街の薬局に飛び込みました。 風邪薬はたくさんあって、どれがいいのか分かりません。そこでレジにいた、少しお馬さんのようなお顔をされた男性薬剤師さんに相談してみたのです。すると最初の質問が 「鼻水は透明ですか?それとも、ちょっとしたカスタードクリームみたいですか?」 でした。 「ちょっとしたカスタードクリーム」と「がっつりカスタードクリーム」のさじ加減が分からず、返答に困って鼻水がいつもより余計に出てしまいましたが、少なくともエクレアとか食べたくない気持ちにはなり、糖尿病のリスクが減って良かったです。 そしてお薦めの薬を買っての帰り際、「今日はお酒を飲むんですか?」と聞かれたので、僕がうなづくと、彼は意外にもこう言いました。 「だめですよ、治ってからも飲めるんですから、今日は体を芯から暖めて、ゆっくり寝てください。」 そんな優しさと厳しさのある言葉を、一見の客にかけてくれるなんて。彼の背中に天使の翼が見えたような気がします。なるほど、今思えば、お顔がお馬さん似ていたのは、彼が本物の「ペガサス」だったからなんでしょうね。 嬉しくて、お薬を一気にたくさん飲みました。 |